貧困OL日誌

毎月の貯金は2万が限界貯金0。ランチは280円の女の限界日誌

2022/6/13

 

2018年からなんだかんだで投稿し続けてきた記事を全て下書きに戻した。

 

これといって特別な理由があったわけでは無いが、強いて言うのであれば、数日前に決まった転居が引き金だろう。

 

これまでとは違う形でブログも再開したくなった。

 

記事数は5年間で200投稿くらいだった。

これらの投稿の8割を占めていたのは学生時代の元恋人についてだった。

 

これまでの数年間、私の頭の中は記事同様に、恋愛が8割を占めていた。

 

けれどここ2年間私に色恋ネタは無くなっていた。

 

何もかも綺麗に見えていた頃とは違い何も無くなってしまった今、何を書けと言うのかとブログを開くたびに不快感とやるせ無さが襲ってくる事が増え、

そんな気持ちに比例するように、ブログの更新も日に日に減っていっていた。

 

それに加えて、最近の私はこれまで数年間通い続けていたライブにすら足を運べない程に切羽詰まっていた。

 

引っ越した際に老後の為の貯金がきちんと出来るよう、始めた土日のアルバイトに、平日はOL業。

オフはまるで無くなっていた。

 

そんな生活を続けていると、かつてのように恋にかまける気持ちにはどうしたってなれなかった。

まるでこれまで考えないようにしていた自分の在り方を考える時間といわんばかりに、恋愛と私の生活は切り離されていった。

 

そんな2年間の中で2度と幸せな恋愛ができなかったとしたら、私はどう生きたいかに思いを巡らすようになった。

そこで私が出した答えは、誰にも迷惑かけることなく誰も知らないところで昔の幸せだった頃の思い出の土地で、これから先の余生を生きることだった。

 

だから私は引っ越しを決めた。

そして1人になって、その新しい土地での日々を一から紡いでいきたいと思った。

今を生きている私の姿をそのまま残したいとそう思った。

 

5年間続けた投稿たちはたった30分で全て下書きに戻せた。

白紙に戻ったブログのトップ画面を見ていると、昨日の荷造りを思い出した。

5年間過ごした実家の私の部屋に無造作に積み上げられていた服もCDもレコードも段ボール5箱で綺麗に収まった。

 

思っていた以上に愛着のある物は少なかったのだ。

しまう物が少ないのはこれまでの自分が他者ばかりを見てきた証拠な気がした。

 

5日後には引っ越しだ。

何か変わるだろうか。

きっと何も変わらないだろう。

けれど変わらない部分は変わらなままでも良いのかもしれない。

 

のんびりと生きていこう。

なんていってもこれからの人生は私1人だけのものなのだから。

 

誰もいない代わりに染められずにあれる。それも悪くないと今日の私は少なくとも思っている。